【東京・池袋】大人のためのペン字・書道教室

ひらがな編

字をきれいに見せるコツ ひらがな編(2)~「れ」の書き方

ひらがなには、元になっている漢字がありますが、「れ」の元の字は「礼」です。少し名残が見て取れるのではないでしょうか。

ですから、左側の縦の棒は、横棒の真ん中ではなく、少し右寄りに置きます。

右側の線はまっすぐ、高いところから書く

そして、右側にくる縦棒部分は大きくまげて書くのではなく、比較的まっすぐでよいのです。書き終わりは、上にくるっと線を書く必要もありません。自然にやや斜め上に少し跳ねます。

そして、右側の縦線は、左側の縦線と同じぐらいの高さまで斜めにのばし、上から下へとまっすぐ下ろします。

書き終わりは、下までおろさない

跳ねる場所は下すれすれではなく、少し上にして、左の縦線よりも上部で終えましょう。これも、元の「礼」をイメージすると覚えやすいです。

藤井 光砂

ふじい こうさ 日本書道学院 漢字・かな師範。西安碑林国際書道展 常任理事。霞友会副幹事。 幼少の頃より書道に親しむ。2000年より日本書道学院展、2003年より西安碑林国際書道展に出品。2021年西安碑林国際書道展 中国大使館賞を受賞。自身の作品制作の他、病院や高齢者施設での書道教授や、海外観光客向けの書道体験教室運営を行っている。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン・シティ大学大学院文化政策コース修了。

字を書くのが苦手、字が汚いので人前で書きたくない、でもどこから直せばいいのかもわからない――そんな悩みはありませんか。大人が字をきれいに書くためには、子供のときのように見よう見まねで練習するよりも、頭でルールを理解し、覚えていくのが早道です。これは美文字に近づくワンポイントレッスンです。

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