【東京・池袋】大人のためのペン字・書道教室

漢字編

字をきれいに見せるコツ 漢字編(12)~さんずいの書き方 点は縦にまっすぐ置かない

さんずいの点の置き方にはルールがあります。ただ点三つを縦にまっすぐ並べて置くのではなく、真ん中にある点は横に出します。

二つ目の点を左へ出す

さんずいの点の2つ目を左側に出す

一つ目の点よりも、二つ目の点は左に出しましょう。三つ目の点は、一つ目と二つ目の間を線で結んだ時にその真ん中ぐらいで下の方に置きます。三つの点を結ぶと、少し飛び出すようなかたちです。

一つ目と二つ目の点を近づける

さんずいの空きは、二つ目と三つ目の点のあいだが大きくなる

次は、点のあいだの空きです。一つ目と二つ目は比較的近くに置き、三つ目はやや離します。空きの大きさが少し違うということです。

実際の字では、こんな感じになります。

ほんの少しの違いですが、ただ点を縦に3つまっすぐ並べて置くよりも、きれいに見えます。

藤井 光砂

ふじい こうさ 日本書道学院 漢字・かな師範。西安碑林国際書道展 常任理事。霞友会副幹事。 幼少の頃より書道に親しむ。2000年より日本書道学院展、2003年より西安碑林国際書道展に出品。2021年西安碑林国際書道展 中国大使館賞を受賞。自身の作品制作の他、病院や高齢者施設での書道教授や、海外観光客向けの書道体験教室運営を行っている。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン・シティ大学大学院文化政策コース修了。

字を書くのが苦手、字が汚いので人前で書きたくない、でもどこから直せばいいのかもわからない――そんな悩みはありませんか。大人が字をきれいに書くためには、子供のときのように見よう見まねで練習するよりも、頭でルールを理解し、覚えていくのが早道です。これは美文字に近づくワンポイントレッスンです。

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