【東京・池袋】大人のためのペン字・書道教室

漢字編

字をきれいに見せるコツ 漢字編(10)~「子」の書き方

よく名前で使われる「子」という字ですが、きれいに書くコツがあります。

パーツごとに分けて書き、「肩」をつくるのがコツ

つづけて書いてしまいがちな字ですが、上部、下部に分けて書くことがおすすめです。そして、長い縦画は、ただ線を書くのではなく、「肩」をつくってみてください。

肩の上に横線を置く

つくった「肩」の上にちょうど乗せるように、横線を長く引きましょう。高さは、横線を境にして、だいたい二分の一ずつになります。

同じように書くことができるのが「家」という字です。これも縦画のところで「肩」をつくってみてください。

「子」も「家」も、縦線をただまっすぐ、もしくは少し曲げて書く代わりに、「肩」をつくるようにすると簡単に書くことができます。

藤井 光砂

ふじい こうさ 日本書道学院 漢字・かな師範。西安碑林国際書道展 常任理事。霞友会副幹事。 幼少の頃より書道に親しむ。2000年より日本書道学院展、2003年より西安碑林国際書道展に出品。2021年西安碑林国際書道展 中国大使館賞を受賞。自身の作品制作の他、病院や高齢者施設での書道教授や、海外観光客向けの書道体験教室運営を行っている。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン・シティ大学大学院文化政策コース修了。

字を書くのが苦手、字が汚いので人前で書きたくない、でもどこから直せばいいのかもわからない――そんな悩みはありませんか。大人が字をきれいに書くためには、子供のときのように見よう見まねで練習するよりも、頭でルールを理解し、覚えていくのが早道です。これは美文字に近づくワンポイントレッスンです。

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