【東京・池袋】大人のためのペン字・書道教室

漢字編

字をきれいに見せるコツ 漢字編(25)~「ム」が入る字、下の横線は右下から斜め上へ

「広」「公」「至」のように、字のどこかに「ム」のようなパーツが入っている字がありますが、この「ム」の書き方に注意点があります。

「ム」の下の横線は斜め上へ

「ム」の一番下にくる横線は、水平に書かず、斜め上に書きましょう。「公」という字を見てみます。

「ム」のある字「公」
左側の字は一番下にある横線を水平に書いています。そのため、最後の画が横線の下まで出てしまっています。右側のように、三角をつくるイメージにするとよいでしょう。最後の「ヽ」画の書き終わりが、横線のスタート地点である地面につくようなかたちになります。
「ム」のある字「広」
「広」という字も同じです。最後の横線は斜め上に書いているのが右側です。最後の画の書き終わりが、左側の線と同じ高さに来ます。
「ム」のある字「至」
「ム」の部分が、字の中ほどに埋められている場合もあります。「至」では、「ム」の横線を斜め上に書くことで、その下にある「土」という字をゆったりと書くことができるようになります。

「虫」も同じルールで

「ム」と似た構造「虫」
「ム」ではないのですが「虫」という字の下にくる部分も同じような構造になります。最後の横線は下から斜め上に、するとバランスがよくなります。

活字ではまったく見えてない線の角度なのですが、ほんの少しのコツですので、試してみてください。

藤井 光砂

ふじい こうさ 日本書道学院 漢字・かな師範。西安碑林国際書道展 常任理事。霞友会副幹事。 幼少の頃より書道に親しむ。2000年より日本書道学院展、2003年より西安碑林国際書道展に出品。2021年西安碑林国際書道展 中国大使館賞を受賞。自身の作品制作の他、病院や高齢者施設での書道教授や、海外観光客向けの書道体験教室運営を行っている。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン・シティ大学大学院文化政策コース修了。

字を書くのが苦手、字が汚いので人前で書きたくない、でもどこから直せばいいのかもわからない――そんな悩みはありませんか。大人が字をきれいに書くためには、子供のときのように見よう見まねで練習するよりも、頭でルールを理解し、覚えていくのが早道です。これは美文字に近づくワンポイントレッスンです。

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