【東京・池袋】大人のためのペン字・書道教室

漢字編

字をきれいに見せるコツ 漢字編(11)~「黒」「照」「魚」、4つの点(「れっか・れんが」)がある字の書き方

「灬」は、部首は火部に属し、「れっか・れんが」と呼ばれます。この並んだ点を書くには、方向と大きさに気をつけましょう。

4つの点は放射線状に方向を変えて

「黒」「照」などの字の4つの点の方向

この4つの点は、放射線状に角度を変えて、4点の最初と最後を大きく書きます。楷書はこれが基本です。

端の点は大きく、中の2つの点は小さく

「照」の4つの点の大きさ

点は、左から右へ順に書きます。左端と右端を大きく、真ん中の二つの点は小さくします。左端は、右から左へ伸ばす点、右端は左から右へと伸ばす点にします。

「魚」の4つの点の大きさ

「魚」も同様です。大きさに差をつけて、方向を変えるのが基本です。

「鳥」の4つの点の大きさ

部首としては「とりへん」になりますが、「鳥」という字も点の書き方は一緒です。

点をただ並べて書くのではなく、意識して方向と大きさを変えてみてください。

藤井 光砂

ふじい こうさ 日本書道学院 漢字・かな師範。西安碑林国際書道展 常任理事。霞友会副幹事。 幼少の頃より書道に親しむ。2000年より日本書道学院展、2003年より西安碑林国際書道展に出品。2021年西安碑林国際書道展 中国大使館賞を受賞。自身の作品制作の他、病院や高齢者施設での書道教授や、海外観光客向けの書道体験教室運営を行っている。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ロンドン・シティ大学大学院文化政策コース修了。

字を書くのが苦手、字が汚いので人前で書きたくない、でもどこから直せばいいのかもわからない――そんな悩みはありませんか。大人が字をきれいに書くためには、子供のときのように見よう見まねで練習するよりも、頭でルールを理解し、覚えていくのが早道です。これは美文字に近づくワンポイントレッスンです。

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